オブツーサの名前について - シェルスタ
2017/11/24 (Fri) 22:56:12
以下の表記について質問です。
・ブラックオブツーサ
・黒オブツーサ
・オブツーサ ブラック
・オブツーサ 山田ブラック
以上の名前をよく見ますが、品種としては、どう違うのでしょうか?
Re: オブツーサの名前について - シェルスタ
2017/11/25 (Sat) 12:49:33
添付画像はブラックオブツーサとの事ですが、この段階で見分けれるものでしょうか?
よろしくお願いします。
Re: オブツーサの名前について - DMH
2017/12/03 (Sun) 23:56:14
最初にご注意願いたいのは、「オブツーサ」(H. obtusa)という名は種名(学名)ですから、品種の名前またはその一部には使えないということです。そのためにハオルシアの国際栽培植物登録機関(当会)はこのグループの品種名やその一部として使える代替名として「オブト」を指定しています。
ピクタ(H. picta)やコレクタ(H. correcta)も同じで、これらの名前は学名ですから品種名やその一部には使えません。したがってこれらも「ピクサ」、「コレクサ」という名が代替名として指定されています。
さてお問い合わせの名前のうち、ブラックオブツーサ、黒オブツーサ、オブツーサ ブラックはいずれも黒肌のオブツーサ類一般をさす通称名で、正式な名前ではありません。
黒肌のオブツーサ類はハオルシア研究31号の15ページの表1にその他のオブト類と一緒に整理されています。
まず紫オブトの仲間で葉先が丸くて濃い紫ないし黒紫色の葉なのが黒紫オブト(グループ)で、そのほとんどは‘恋紫’です。通常の‘紫オブト’は冬はほとんど色づきませんが、‘恋紫’は冬でも外葉が黒紫に色づきます。また窓の透明感も‘紫オブト’より強いです。
次に、葉先が尖って禾のあるのが羽黒オブト(グループ)で、‘黒肌オブト’や‘山田ブラック’、‘雫絵巻’(交配品種)、‘シンシア’(同)などがあります。窓はやや不透明です。
その他に、黒肌のレツサ系との交配と思われる黒雫オブト(グループ)があり、‘大黒雫’、‘黒玉雫’、‘黒杉雫’などがあります。表皮が厚く、窓は小さめですが硬質で屈折率が高いので、夕日などが当たると非常にきれいです。
添付画像がないので、どの個体のことかわかりませんが、通称“ブラックオブツーサ”としてもっともよく流通しているのは‘黒肌オブト’です。かなり特徴のある個体なので、小さくても見分けられることが多いです。
Re: オブツーサの名前について - シェルスタ
2017/12/06 (Wed) 22:04:38
ありがとうございます。
黒肌オブトについて、以前のご回答も拝見しました。
学名や品種については詳しい知識がない為、疎い所があります。
詳しい解説ありがとうございます。黒肌オブトが大勢の様ですね。
あと紫オブトについては恋紫と普通の紫オブトがあるそうですね。紫オブツーサの呼称で手に入れたハルオシアが添付画像にあります。何れもオブツーサですが、左上になります。もしよろしければどちらに近いか分かるものでしょうか。紫というだけあって色合いが黒い様にも思います。いかがでしょうか?
Re: オブツーサの名前について(再掲) - シェルスタ
2017/12/06 (Wed) 22:12:35
ありがとうございます。
黒肌オブトについて、以前のご回答も拝見しました。
学名や品種については詳しい知識がない為、疎い所があります。
詳しい解説ありがとうございます。黒肌オブトが大勢の様ですね。
あと紫オブトについては恋紫と普通の紫オブトがあるそうですね。紫オブツーサの呼称で手に入れたハルオシアが添付画像にあります。何れもオブツーサですが、左上になります。もしよろしければどちらに近いか分かるものでしょうか。紫というだけあって色合いが黒い様にも思います。いかがでしょうか?
Re: オブツーサの名前について - DMH
2017/12/17 (Sun) 22:21:24
3点とも紫オブト群の植物であることは確実そうですが、画像はいずれも小苗で特徴がはっきりしません。右上の個体がやや黒いですが、恋紫の特徴である窓の透明感は左上の方が高いです。
また恋紫は通常の紫オブト(ドドソン紫=OB-1など)と比べ葉先がやや尖ります。この点からすると、添付写真の植物はいずれも葉先が完全に丸いですから通常の紫オブトである可能性が高そうです。
恋紫は希少というほどではありませんが、紫オブトと比べると流通量ははるかに少ないです。